【ネタバレ注意】舞台「覆面」-再演バージョン-を観劇!
「これは我々にしかできないことなんですよ」再び!
MICOSHI COMPLEX主宰の第4.5回公演「覆面」-再演バージョン-が池袋GEKIBAで公演されるということで、観に行ってきました!
MICOSHI COMPLEXとは
常に自分達が面白いと思うことを第一に、観客に媚びない作品創りに励みながらも観客の顔色を伺い続ける天邪鬼劇団。
思いの外、社会派劇団。
初めてMICOSHI COMPLEXさんの舞台を見に行きましたが、過去に9回ほど公演をしており、今回の舞台は2015年に下北沢の劇場で公演された「覆面」の再演バージョンとのことでした。
あらすじ
探偵シリーズの小説が人気となり、知名度の高い天才覆面作家、向田國夫。
そんな天才作家の覆面の下には奇々怪々な4人の男女。
彼らの順風満帆な生活を破滅へと導くのは、「向田國夫」を名乗る謎の女だった…!
会場・料金
会場
会場は池袋西口徒歩8分のところにある「池袋GEKIBA」
劇場はそんなに広くなく、最前列のベンチ席を合わせて30~40席ほどでした。
料金
前売りで一般3,000円、学生2,500円。当日券は一般3,300円、学生2,800円とお手頃価格!
さらにはMICOSHI(3・5・4)割というのもあり、3~5名で予約・受付をすると1人2,700円で観られるという、お得な割引もありました。
キャスト・スタッフ
キャスト
枯枝 由実 役:宮藤 あどね
諸々 マトメ 役:梅田 脩平(ステージタイガー)
紡 新太 役:丸山 雄也(平泳ぎ本店)
九九瑠 梨沙 役:柄本 萌
出利 南子 役:川本 栞奈
現場 突久 役:安藤 一真
登呂 暴子 / 二階堂 明日香 役:御神 ちな(J-BEANS)
スタッフ
原作:岡田 寛司
潤色・演出:早川 貴久
照明:鈴木 麻友
照明操作:内海 直希
音響:太田 智子
音響操作:鈴木 涼太
舞台監督:村雲 龍一(俳優座)
フライヤーデザイン:EAST HAPPY TEMPLE
エグゼクティブ制作:伊藤 彩奈
公演スケジュール
2018年9月5日(水)19:00
2018年9月6日(木)14:00 / 19:00
2018年9月7日(金)19:00
2018年9月8日(土)14:00 / 19:00
2018年9月9日(日)15:00
感想
タイトルやあらすじからシリアスな舞台かな~なんて思って観に行ったのですが…出鼻くじかれました!
ド下ネタから始まり、覆面作家「向田國夫」に扮する4人はみんな個性的なキャラクターで、終始クスクス笑える内容でした。
しかし、「向田國夫」を名乗る謎の女、枯枝由実の出現で途中からシリアスな展開になっていき、壮絶な復讐劇となっていきました。
そして「向田國夫」でなくなった4人はそれぞれの道を歩んでいくのですが、枯枝由実に良くも悪くも囚われたまま生きていくような、そんな終わり方でした。
生で役者さんの動きや表情、緊張感が伝わってくる舞台は素敵でしたね。
終始ナンを食べている出利南子や、ひたすら早口のセリフが多い九九瑠梨沙、ポエマーな紡新太、とんでもないバカな現場突久、まとめ役の諸々マトメ、元五感担当の二階堂明日香、全てを兼ね備えた枯枝由実、そして登呂暴子…
8人のキャラクターが楽しそうにしたり、不安そうにしたり、時には憎悪に満ちる。そんな舞台でした。とても面白かったです。