荒屋敷

荒屋敷

4: 2018/05/20(日)15:00:19 ID:8di

平安時代の話。

田舎から都へ上って来た男が、途中荒れ屋敷に宿泊する。
ところが、夜中に部屋の隅にあった箱の中から目線を感じたので怖くなり、「馬の様子を見に行こう」と言って外へ出ると、そのまま飛び出した。

すると後から「なぜ分かった」と恐ろしい声がして、何者かが追いかけてきた。
逃げようにも逃げ切れず、そのまま目の前にあった橋の下へ。

橋の上で何者かは自分を探していたが、急に橋の下へ声をかけて来た。

「おいでかな」

すると、隠れていた男の傍で声がした。

「おりますよ」

話はここで終わっている。

記録した人間は急に筆を擱いており、結末は不明。
そもそも、書いている最中に何があって書けなくなったのかも不明である。

 

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