友達と海に遊びに行った後の話。
234: 本当にあった怖い名無し 2018/07/14(土) 18:03:02.93 ID:syqbjX1w0
バイクに乗って海に向かっていたのだが途中でコケた。
膝を思いっきり打って痛くてたまらなかったが、その場はやせ我慢というか平気なふりして格好つけて海に向かった。
でも、海に着いたら血は出てないが膝がますます腫れ上がり痛いのなんの。
痛さのために、海には入らず浜辺で横になってたのが悪かった、つーか馬鹿だった。
長時間直射日光を浴びたせいで、午後のおやつの時間あたりには皮膚が痛くなってきたのだ。
帰宅の途についてる時は、仲間には「ダイジョーブだぜー」と格好つけてたんだけど、家について水シャワー浴びた後、自分の部屋に入ったら、お化けみたいに腫れた膝と真っ赤になった全身の皮膚の痛さに気力も失せてしまい、布団の中で速攻で気絶してしまった。
皮膚の痛さと膝の痛さで、気絶→半覚醒→気絶→半覚醒をら繰り返していたら、そのうち俺の寝ている布団の周りに10人以上の黒い影が取り囲んで立っていて、俺に対して嘲笑しながら会話していることに気がついた。
「ざまーw」とか「もうすぐ死ぬなーww」とか「こっちにこいよー」というような内容のことを延々と喋っていいた。
こんな状況、普通怖いじゃん?
でもそれどころじゃなかった。膝は激痛、皮膚はヤゲドしたみたいに激しくジンジンきていたからさ。
「うあぁぁぁー静かにしろー!ウザい!うるさいぃぃぃーーー!」と完璧に黒い影にキレたが、痛さのために体力が殆ど無くなっていた俺はまた気絶した。
次の日医者に行ったら、膝のお皿がずれてビビが入っていたことと、皮膚は完全にヤゲド状態だったことが判明した。あとで、全身が酷い水膨れになったレベルだ。
そんな俺を見た、友達は「格好つけてっからだよーw」と思いっきり笑われ馬鹿にされた。
今になって思うけど、あの黒い影の正体なんかより、凄い痛みと格好付けてた自分がめちゃくちゃ怖い。
この体験のため、霊現象より歯医者の方が10000倍怖くなってしまった。