礫ヶ沢の鬼礫

礫ヶ沢の鬼礫

868 礫ヶ沢の鬼礫 1 sage 2005/12/12(月) 01:43:41 ID:/kR0P5H+0

今年の夏、うちの実家に大学の友達3人が遊びに来たんだ。
まあ、キャンプをするのに手頃な河原はないか、ってことで礫ヶ沢を推薦したんだけどね。
それで、河原で2泊ほどして帰ったんだけど、そのときつぶておにの話をした訳よ。
そのとき一緒にいた友人をA,B,Cとすると、オカルト好きAが早速やってみないか、そう言うんだ。
けど、婆ちゃんの真剣な表情を見ている俺は断固拒否。
BとCはそう言った方面には全く興味がないから、 「いやがる奴がいるならあえてするまでもない」と言うことでその場は終わりになったんだ。
で、夏休みも終わり大学が始まって秋口になると、気が付くとAを学校で見なくなったんだ。
おかしいなー、と思ってBやCとも話していたんだけど 、そのときBが思いだしたように行ったんだ。

「そう言えば、やつ(A)先々週あたりお前の実家行くって言ってたぞ」
「?、なんで」
「なんでもオカルト研の連中に例の礫の話をしたら盛り上がったんだって」

それを聞いた俺はイヤな予感に包まれたんだ。
オカルト研の連中に話を聞いてみようと思ったんだが奴らの活動場所が分からない。
すると、Cもイヤなことを言い出すんだ。

「そう言えば、俺の知り合いにオカ研がいるんだけどそいつも最近見ないな」

益々、イヤな予感が強くなる俺。
正直関わり合いになりたくなかったんだけど、このままってのも気分が悪いので、とにかくAの家に行ってみよう。 そう言うことになったんだ。

Aのアパートに行く途中、近くのコンビニに寄ったら偶然Aとバッタリあった。
始め、何かやたら挙動不審な奴がいるなと思ったら、それは酷くおびえたAだったんだ。
俺たちがAに声をかけると、Aは凄いおびえた表情で逃げようとした。
が、俺の顔を見たとたん、Aは凄い勢いでまくし立てたんだ。
いや、正直もう何を言っているかも分からなかったんだけど。
とにかく、凄い怯えようで、俺たちはAのアパートに連れ込まれた。

Aの話を要約するとこんな感じ。

 

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